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2023.8.16
商品部門紹介
お米を管理する上で厄介な「結露」

こんにちは、倉庫課の原田です。

秋田県大潟村は本日も快晴です。太陽が必要以上にギラギラと輝き、ニュースの天気予報からは連日耳を疑うような最高気温の数値が聞こえてきます。まさしく夏本番の到来といった様子です。

 

さて本日は、夏場によく目にするある現象についてお話したいと思います。

結露という現象をご存じでしょうか?夏場、冷蔵庫から取り出した麦茶のボトルをそのまま放置しておくと、ボトルの表面に水滴が発生してしまうあの現象です。

そんな結露という現象、お米を管理する倉庫課にとっては非常に厄介な問題なのです。

 

当社では、精米、加工前のお米(玄米)を定温倉庫という場所で保管しております。この定温倉庫は1年を通して設定した温度(約15.0℃)に倉庫内を保つ機能が備わっており、お米たちはその中で眠りについています。これによってお米が持つ香りや栄養価を維持し、同時に虫やカビの発生を抑えているのです。

 

・定温倉庫の中の様子

 

 

 

しかし、外気温との温度差が大きい夏場にお米を定温倉庫から取り出し、精米、加工してしまうとお米が結露してしまうのです。

そして、結露した状態のお米を機械に入れ加工すると、機械の中でカビが発生してしまい、残念ながらお米の商品価値はなくなってしまいます。また、機械全体にもカビが蔓延してしまうため、分解し掃除をしなければなりません。

 

そんなことにならないように、倉庫課ではお米が持つ本来の魅力をお客様にお届けするため、お米をいったん常温の状態に置いて、適温にしてから精米、加工を行っています。

 

・常温戻し中のお米たち

 

 

倉庫課 原田

 

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大潟村産あきたこまち「稲穂の輝き」