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2023.5.30
農作業大潟村季節
立派に生長した苗、いよいよ田んぼデビュー!「田植え(定植)」

まだ吹く風も冷たい春先からお米作りがスタートして約2カ月以上が経った、この日は516日。

これまでに行ってきた作業塩水選芽出し種播きを経て、たった一粒の小さな種籾に過ぎなかった苗はどうなったんでしょうか。

一粒万倍とは言ったもので、ハウスの中は大草原と化していた。

 

これも温度管理や水やり等、日々のお世話のたまものです。

さて今回は苗を田んぼに植える「定植(ていしょく)」をご紹介します。フッサフサに伸びた苗をいよいよ田んぼに植え付ける、要するに田植えのことです。お米作りにおける前半戦クライマックスの作業と言っても過言ではないでしょう。

先ず、ここにある苗を田んぼへ運ばなくてはいけません。苗は自分で移動してくれないので送迎が必要ですから一度トラックに積み込みます。ちなみにこのいきいきとした苗がみっちり植わった箱(苗箱)は17kg前後あります。よくLCC航空機内に持込める手荷物の基準が7kgだったりしますので、苗箱を機内に持ち込もうとすると追加料金となる可能性がかなり高いです。

 

このハウスから田んぼまで車で片道13分。これは東京-新宿間(中央線快速)に匹敵する。

 

話が逸れましたが、苗が田んぼに到着したら、苗箱を田植え機へ。流れ作業で進みます。

 

これが田植機(背面)。

 

ところで田植え機のスペックのひとつとして「〇条植え」という言葉を聞いたことはおありでしょうか。画像の田植え機は十条植えです。一度に10列の苗を植えることができることを指して十条植えというそうです。

まっすぐ植えるのが実はかなりのセンスを要する技術だそうですね。ちなみに弊社の会長は「よそ様の田んぼと比べられると自分の植えた田んぼは曲がりくねっていて恥ずかしかった」などと申しておりました。

昨年からGPSを搭載した田植機が活躍しておりまして、定規をあてて線を引いたが如く美しい直線を水田に見ることができます。上空から見ればその精密さは疑いようがありません。

 

GPSってすごいね!「いやぁオペレータの腕っすよ」これは大変失礼しました。

 

田植え直後の田んぼは雲が映っていてきれい。ウユニ塩湖かな。そういえばウユニ塩湖は秋田県とほぼ同じ面積があるとか。

 

これから夏に向けて気温が高くなっていくと、稲も生長の速度を上げていきます。…伸びるのは草も一緒です。全部元気に伸びてくることになります。戦いが始まります。

販売二課 佐々木

 

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