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2023.7.5
特産品の取材
秋田県民が衝撃を受けたおいしさの「きりたんぽ鍋②」こだわりの比内地鶏スープ

前回の「こだわりのきりたんぽ」に続き、今回は「社会福祉法人 花輪ふくし会 かづのわくわくファクトリー」様のきりたんぽ鍋のおいしさの決め手、「こだわりの比内地鶏スープ」についてのご紹介です。

 

 

きりたんぽ鍋は鶏ガラと調味料で作った汁にご飯をすり潰したものと野菜を入れた鍋料理。大館・鹿角地方が発祥の地で、炭焼きや伐採のために山籠りをした人々が、残り飯をつぶして棒に刺して焼いて食べていたものを鳥鍋に入れたことが始まりと伝えられる。

比内地鶏は元来のキジや山鳩に肉の組織が似ていて脂がきめ細かく、「たんぽ」との相性は抜群である。

 

きりたんぽ鍋/農林水産省/画像提供元:大仙市観光物産協会

 参考:農林水産省Webサイト「うちの郷土料理 秋田県きりたんぽ鍋」(https://www.maff.go.jp/j/keikaku/syokubunka/k_ryouri/search_menu/menu/29_6_akita.html)

 

 

とあるように、山で調達できる食材を使ったものを鍋にしていたようですが、現在の主な具材はきりたんぽの他に鶏肉、舞茸、長ネギ、セリ、糸こんにゃく、ゴボウとなっています。

それぞれの具材から出た出汁が鶏ガラの旨味と合わさり、味わい深いスープとなります。

 

きりたんぽ鍋のおいしさの決め手は、具材の新鮮さ、おいしさはもちろんですが、最も重要なのは何と言っても鶏ガラスープ!個人的には比内地鶏を使ったものが一番おいしいと思っています。

 

今は鍋用の市販の濃縮スープが手軽に手に入るので、我が家できりたんぽ鍋を作る際は、例え何かの具材が揃わなくても、比内地鶏スープだけは必ず欠かさないようにしています。

 

以前、鶏ガラから煮出したスープを使った友人お手製のラーメンを食べさせてもらったことがありますが、鶏ガラの量なのか煮出す時間なのか、コクを出すのは大変なんだなと感じたことがあります。(つまりはちょっと味が物足りなかった)

 

 

かづのわくわくファクトリー様のスープは、比内地鶏のガラをとにかくたっぷり使い、あっさりしているのにコクがあるのが特徴です。比内地鶏の飼育、加工もされているからこそ鶏ガラを惜しげもなくつかえるのだとか。

 

これがその比内地鶏スープ!黄金に輝く比内地鶏の上質な脂が、独特のコクを生み出します。

 

2比内地鶏スープ煮込み

 

長ネギ、玉ねぎ等の香味野菜を加えて4時間ほど煮込み、比内地鶏の旨味を引き出しています。

 

レシピは決まっているとは言え、長年の勘により微調整を加えながら、弱火でじっくりコトコト煮込むことで雑味のない澄んだスープになります。

※強火で煮込むと白濁したパイタンスープになってしまうそう。

 

3比内地鶏スープ煮込み

 

弱火でじっくり煮込む様子(動画)

 

 

きりたんぽ鍋セット用のスープは一旦脂とわけて、醤油、みりん、酒で調味した後、袋詰の際においしさの黄金比率に配合されます。

 

実はこちらの比内地鶏スープ(調味する前)は、親子丼の出汁やラーメンスープにも使用されているんですよ。

実際に食べてみたいと思いませんか?

 

なんとお店で食べられます。

 

残念ながらラーメンは首都圏のお店としかお聞きできませんでしたが、花輪ふくし会様が運営されている「御食事処 比内地鶏 くらみせ」で比内地鶏スープを使った親子丼が食べられるんです!もちろんお肉は比内地鶏!

※食レポはこちら>>>親子丼は飲み物だった(取材ログ:鹿角市・上)

 

 

これだけこだわりの詰まった比内地鶏スープをベースに、さらに舞茸や長ネギ、ゴボウ、比内地鶏肉、かづのわくわくファクトリー様ならではの肉団子からの出汁が加わり…とにかくおいしいきりたんぽ鍋になるんですね。

 

是非、皆様にも味わって頂きたいのですが、ご案内は10月を予定していますので今しばらくお待ちください!

 

販売二課 橋本

 

 

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