ホーム > スタッフブログ > 生産者に会ったら分かった(取材ログ:鹿角市・下)
この日はとても天気が良く、ロケには最高です。
見渡せば山、日差しにキラキラする水田。いいところです。
大潟村には山がないですからね。(あるにはあるけど。※大潟富士)
到着したのは「わくわくファクトリー」さん。純然たる食品メーカーさんではなく、福祉法人・花輪ふくし会さんのかづの就労センター内にある食品工房といったところでしょうか。周囲にいくつかのこういった加工場を持っておられて、とても大きな法人さんです。ここで職員さんそして利用者さんたちが一丸となっておいしい比内地鶏とその加工品をつくっておられる。
今回わたくしどもが目をつけたきりたんぽ鍋がその加工品のひとつというわけです。
ほかにもたくさん手掛けてます。ローストチキンとかね、炭火でいぶしたお惣菜とかあるんですよ。パンフレット頂いてきたんですが、お酒が止まらなそうなやつばかりでした。お昼に飲んだ食べた親子丼もこちらの比内地鶏なんですよ。すごいですね。
さて、比内地鶏の飼育という専門的なことをされている施設ですがもともとは利用者さんが動物と接するということが目的にあるそうです。
癒されますからね。それをベースに、養鶏を本格的にするようになったみたいです。のちほどご紹介しますが、この施設から少し離れたところに鶏舎がありました。
通常の食用鶏は育成に50日ほどに対して、こちらの比内地鶏は約180日。
単純に生育期間だけ見ても手間暇を惜しまないことがわかります。
車で10分ほど走ると少し山に入ってきました。鶏舎が並んでいます。
たしかに音楽がかかってる。適度に人の気配があって、放し飼いとなればきっと地鶏も安心してのびのびと暮らしているんでしょうね。
ふと鶏舎を指さして
「猛禽類が鶏舎の屋根を突き破ってきたことがあるんです。」
いやそれ大変なことですよ。
「捕まえて山奥に離したらまた戻ってきて(笑)」
※鳥獣保護法で野鳥は簡単に駆除してはいけない。
地鶏を求めているのは我々のみにあらずでして、外からいろんな客が闖入するんだそうです。
おもに米を作ってる側からしたらごっそり米を持っていくのがそこらじゅうにいるようなものかもしれない。被害がどうこうの前に怖すぎます。
いろいろな困難もあるけれど、みなさん陽気で、愛情を持っている。
なるほどこれがあの味の秘密なのかもしれません。
販売二課 佐々木