ホーム > スタッフブログ > 小さな部品が大きな機械に与える影響
精米課の佐藤です。
仕事にはトラブルはつきものです。
作業中に機械の調子が良くないと報告があり、チェックをしたところ、印字が薄くなっていました。
これはお米の袋に精米時期を記載する装置の「プリンターヘッド」という部品です。
見た目では全く分かりませんが、どうやらこの手のひらサイズの小さな部品が劣化してしまった模様です。
新品と交換するとまた以前のように奇麗に印字がされました。
印字が薄いと 精米時期がわかりにくかったり、個人のお客様だけでなく、飲食店や販売店に迷惑をかけてしまう場合があります。
大きな機械で毎日包装を行っていますが、その中の小さな部品が一つダメになっただけでも作業に大きく影響を与えてしまいます。
出荷の遅れを出さないために、他の機械でも同じことが起きないよう、部品の在庫を見直す必要があると、勉強になった日でした。
佐藤の休日
前回、定番商品を作る難しさについて書きました。
「ラパラ」という釣具のメーカーが海外にあります。 私、佐藤が最も好きなメーカーが日本のメーカーではなく(もちろん国産も好き)、ラパラです。
フィンランド→アイルランド→現在はエストニアという国で製造されています。
こちらの会社のルアー生産量が、木製、プラスチック製含め、1日で50000個ほど製造する能力があるらしいです。
話に聞けば、日本中のメーカーが束になっても敵わない生産能力だそうです。
このルアーはラパラ カウントダウン 通称、「CD」です。
ラパラ社の定番中の定番で、1965年に発売してから現在もなお生産し続けられている凄いルアーで、サイズもカラーも豊富です。 私もこのルアーが好きでよく使います。
このルアーの素材はエクアドル産の「バルサ」という浮力が強い木材で作られていて、絶妙な動きを見せます。
昨今のルアーはプラスチックが主流で、最新のシステムが採用されて驚異的な飛距離が出るものや、反射板を使って魚に存在感をアピールするものまで存在しますが、このカウントダウンは発売当時から殆ど姿を変えずに木と鉛で出来ています。
現代のルアーと比べるとデザインは古臭く、飛距離も出ないし目新しいシステムも搭載されていないのですが、近距離戦では現代のルアーに負けない性能を持っています。
昔からの性能の他、工場での大量生産にもかかわらず手作り感が感じられるのもこのルアーの魅力だと思っています。 「リップ」と呼ばれる透明な板の中から木材の部分が見えている所なんてたまりません。
↓は数あるカラーの中で一番好きなカラーが赤とパールホワイトの「レッドヘッド」ですが…
目の向きが違うもの、赤白の柄の割合が極端に違うもの、製造時期によって刻印が違うもの…
可愛いでしょう? 同じ製品なのに一つ一つ表情が違うんです。
私の周りでラパラを使う人はほぼほぼいませんが、先にも述べた通り1日で50000個作っても過剰在庫にならない辺り、いかにラパラが定番で世界中で使われているかがわかっていただけたかと思います。
願わくば 工場見学してみたいものです(笑
精米課 佐藤