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2023.3.28
農作業大潟村季節
いよいよお米作りが始まります!種籾を選別する「塩水選」
大潟村の梅も咲きはじめ、爽やかな香りがただよってくる様になりました。
春めいてくると、秋の収穫へ向けてお米作りの一年がいよいよ本格的に始まります。
この時期行われる農作業のひとつに「塩水選(えんすいせん)」がありますが、塩水選とは、種播きに使用する種籾の良し悪しを選別する作業です。
先日行われた、今年の種籾選別の様子を取材してきましたのでご紹介します。
昨年収穫したお米の一部を種籾として取っておき、春に塩水選で選別したものを発芽させ、苗箱に播いてハウスの中で育ててから田んぼに植えます。
初めに5kgに測った種籾を、選別していきます。写真の真ん中奥が、塩分濃度1%程の塩水(①)、右が真水(②)となっていて、2段階になっています。塩分濃度は品種によって変えるそうです。
春めいてきたとは言え、この日は冷たい風が吹き日陰は肌寒く感じられました。もちろん水も冷たく、立ちっぱなしで水を含んだ種籾を扱う重労働、本当にお疲れ様です。
浮いてきた中身のない籾や元気のない籾を取り除き、下に沈んだ元気なものを今年のお米作りの種籾として使用します。真水につけて塩をジャブジャブ落とします。
種籾次第でお米の出来も左右されますので、とても大事な作業となります。
扱いやすいようにネットに入れ、この後はこのまま温水等に漬けて発芽させる「芽出し」という作業に続きます。
販売二課 橋本
手塩にかけて育てた特別栽培米はこちら▽