ホーム > スタッフブログ > なんでも話せる先輩社員との繋がり 「メンター制度」 のご紹介
弊社では2023年度から新入社員へ向けたメンター制度を導入しました。月1回のメンタリングを行い、1年間取り組んだ2組のペアに活動を振り返って頂きました。
最後に、制度を導入したきっかけや思いを担当部署にうかがっています。
■メンター制度とは
メンター制度とは、所属する上司とは別に、年齢の近い年上の先輩社員や社歴が近い先輩社員が、新入社員や若手社員をサポートする、新入社員からすると相談しやすい兄/姉のような制度です。
サポートする先輩社員を「メンター」、サポートされる若手社員は「メンティー」と呼ばれます。精神的なサポートや助言をおこなうことを「メンタリング」と言い、多くの企業で導入されています。
メンター:佐々木(総務経理課2022年入社)、メンティー:船木(生産管理課2023年入社)
―メンター、メンティーになるにあたり、不安はありましたか。
佐々木:不安というか、単純に相手は誰だろう、どんな人だろうということでしょうか。実際にメンターの研修を受けてみたら、話の聞き方や引き出し方とか専門的なことを言われて、そんなのは無理だなってなりましたけど(笑)。
研修通りきちんとはできなくても、まずはちゃんと雑談できるようになればいいのかなと思って取り組みました。メンティーの船木さんは比較的喋る人だったので、うん(笑)。初回からほっといても喋ってくれるので全然困りませんでした。むしろ毎回、気を付けないと時間がオーバーしちゃう。
―月1回の面談では、どんなことを話していましたか。
船木:休日の過ごし方とか、他部署へ応援に行ってどうだった?みたいなことです。
※弊社では、春は農作業、冬は餅製造など所属部署によって繁忙期が違うので、時期によって応援に行くことがあります。
佐々木:当初はテーマを決めていましたが、ほとんどが雑談ですね。部署の先輩がするような指導とは違う相談相手という趣旨だったので、話したいことがあったらなんでもという感じです。
船木:途中でメンター、メンティーの交流会を取り仕切ることになったので、その相談にも乗ってもらいました。
※近くのホテルを借りて、昼食会をかねたレクリエーションを開催。同期や他部署との交流ができ、非常に盛り上がりました。
―月1回の定例の面談以外に、話をする機会はありましたか。
佐々木:他部署への応援で一緒になった時や、同じフロアにいるので顔を合わせればという感じです。
農業の応援に行った時に野良猫に思いっきり指を噛まれたんですが、その猫が子猫を産んだよとか報告してくれたり、あまり仕事とは関係なく。部署が違うので、仕事に関しては何をやっているのか全然わからないです(笑)。
船木:自分は結構喋るタイプなので、話したことがない先輩社員もいないわけではないんですけど、やっぱりメンターの佐々木さんと話すことは多いですね。
―他のペアとの交流はありますか。
佐々木:交流会もあったので、メンバーみんなのことは知っています。それぞれ部署が全然違うので、応援に行った時や見かけたら声をかけることもありますね。
自分のメンター、メンティーじゃなくても、こういう制度があればこその繋がりで話やすくもなるし、動きやすくもなりますね。
佐々木:自分の経験上、入社してからの研修で各部署を一通り回ったものの、応援に行くとなればやっぱり人もわからないし不安なとこもあります。あらかじめ知っている人がいるだけでも、だいぶ精神的な負担は軽いですよね。
研修では基本的に指導以外の余裕のあるところでしか時間がとれないので、そこを飛ばしてコミュニケーションから入れるのがメンター制度のいいところですね。
船木:知り合いとか友達の紹介でアルバイトをしていましたが、職場に知っている人がいるというのは心強い部分があります。それがメンター制度で疑似体験できるというか、 話しができる、知り合いができるので、そういう点ではいいのかもしれないです。
―メンター制度 は自分の成長に繋がったと感じますか。
佐々木:社会人として十数年は先に働いていたとはいえ、私もここに入社したばかりで戸惑いもありましたが、自分以外の人、メンティーの存在を意識するだけでも普段の仕事の覚え方も違いました。
仕事以外の質問に対しても分からないことがあれば調べたり、後輩ができたらどういうアドバイスができるかと考えたり、そういう意識をもてましたし、考えるきっかけにもなりました。成長したな(笑)。
船木:昨年1年間はメンティーでしたが、自分がメンターになった時にどうしようかなというのは結構意識していました。佐々木さんは私的なことや仕事のちょっと困ったこと、悩みといった話をすごく聞いてくれたので、そういう風な心持ち、心の準備がちょっとできたのかなと思っています。
メンティー:宇瀬(アレルギー二課2023年入社)、メンター:高橋(商品課2015年入社)
―メンター、メンティーになるにあたり、不安はありましたか。
高橋:年が離れているので話題が合うかなとか、話すのが得意じゃないので1時間も話せるかなという不安はありました。
宇瀬:私も同じで、喋るのが得意じゃないのでうまく喋れるかなというのが一番でした。
―月1回の面談では、どんなことを話していましたか。
高橋:仕事の話はほんの少しで、あとはもう休みの日に何してたとか、どこ行ったとかですね。好きなアーティストのライブに当選したとかでしょうか。
―1年間やってみてどうでしたか。
高橋:これまでは先輩と新入社員が関わる機会が、ほとんどありませんでした。私が入った時は、先輩から話しかけてもらうことはあっても、こちらから先輩に話しかけるタイミングが分からなくて。仕事は教えてもらいますが、雑談する機会もそんなにありませんでしたし、関係を作るのに時間がかかった感じがしました。
この制度を通して、メンティーの宇瀬さんだけじゃなく他の新入社員とも関わる時間があって、みんなと話せたので、そこは本当に良かったなと思います。
メンターの研修では、メンタリングではこういうことを話しているとか、どういう風に進めているかということもメンター同士で話せたので、他の社員との繋がりもできたのかなと思います。
―仕事のしやすさとか変わりましたか。
高橋:すごく話しかけやすくなりました。試作などで工場に入った時には、宇瀬さんや同じメンティーの新入社員に、最近どう?みたいな感じで話しかけたりしています。
宇瀬:アルバイトをしたことがありますが、メンター制度があった方がコミュニケーションもとれるので繋がりができます。新人研修で各部署を回りましたが、高橋さんのいる商品課では話しやすかったです。
―メンター制度は自分の成長に繋がったと感じますか。
高橋:以前よりはコミュニケーション能力が身についたかなと思います。メンター制度が終わって、宇瀬さんとは工場と事務所で場所も違うし会う機会も減ってしまいましたが、メンティーのみんなには、自分から話しかけたりするようになったかなと思います。
宇瀬:1年目と比べたら自分から話しかけられるようになりました。
採用担当:伊藤(総務経理課課長)
―メンター制度を導入したきっかけと、思いをお聞かせください。
一番は新入社員に会社に馴染んでもらって、働きやすい環境を整えたいということですね。社内でのコミュニケーションが希薄になっているという実感もありました。特に、新入社員は入社したばかりだと横の繋がりもなく、配属がバラバラだしシフトがあるので働く時間帯も違うとなればコミュニケーションをとるのも難しいので。
昨年メンター制度に取り組んでもらった新入社員の雰囲気がすごく良いなと感じています。同期の繋がりがあれば、いずれ会社を担っていくことになるみなさんにとってのモチベーションにもなるのかなと思っています。
―入社を検討している方へのメッセージをお願いします。
休日申請や社内ルールなど、ちょっとしたことを仕事中に聞くタイミングは難しいと思いますが、毎月のメンタリングでそういった質問も気軽にできますし、不安や悩みも相談しやすい体制になっていると思います。
OFF-JT(通常の業務から離れ、特別に時間や場所を取って行う教育・学習)によるビジネスマナーなどのスキルアップ研修も充実していますし、業務に必要な資格も取得できます。部署も多く、様々な商品をお客様に提供しています。日々、商品を開発し続けており、いろいろなスキルを習得できる会社です。