ホーム > スタッフブログ > たわわに実った「ピーチマン」の桃がおいしそうに色づき、食べ頃を迎えています!
夏は枝豆にスイカ、桃など旬の味覚が勢ぞろいする季節ですが、8月1日、横手市十文字町にある収穫間近の桃園にお邪魔し、農家の小原さんと細川さんにお話をうかがってきました。
前回の記事はこちら>>>横手市十文字町の「桃」は花咲く桃源郷
風は涼しく感じるものの35度にもなろうかという暑さで、夏空と緑が眩しく輝いて見えました。
桃園を見渡すと元気な葉っぱが茂ってはいるものの、桃が見当たらない…。
桃の木に近づいて下から覗き込むと…
ありました!零れ落ちそうなほどたくさん実っています。
桃の栽培として枝数を少なくするのが一般的なのだそうですが、お二人はあえて枝を多く残し葉っぱを増やす方法で栽培されているため、遠くからは一見桃が見えません。
当初はそれまで主流だった枝を切る方法で桃を栽培していましたが、木が弱ってしまい上手く行かず試行錯誤していたところに、山形で農家仲間が聞いてきた今の枝を残すという新たな栽培方法にたどり着いたそうです。
実が隠れるくらいに葉っぱを茂らせると木も元気になり、ゆっくり育つので実がしまって軟らかくなりにくく、光合成によりたっぷり栄養が行き渡るのでおいしい桃が育ちます。
一枝に一玉を残して摘果し、枝ぶりがいいと一本の木に1,000個もなるのだとか…🍑🍑🍑
枝が多いということは摘花、摘果などの作業もそれだけ大変になり、実がなりすぎると重さで枝が折れたり苦労することも多いそうですが、おいしい桃を育てるために必要な手間ひまを惜しまず愛情を注いでおられます。
こちらが小原果樹園4代目の小原さん。桃とりんごを栽培されています。
秋田県南部が豪雪に見舞われた2011年1月りんごの木が被害を受けたことをきっかけに、好きだった桃の栽培を始められました。
桃は品種によって収穫できる時期が決まっており、順次出荷できるよう「あかつき」「暁星(ぎょうせい)」「夏香姫」をはじめとする白桃、「黃貴妃(おうきひ)」や市場に殆ど出回らない「あきづき姫」という黄桃、収穫が早すぎると大根みたいと言われてしまう「おどろき」という硬い食感の桃(硬くても甘い)など、個性豊かな桃が育てられています。
「1個もらっていいですか?」と、声をかけたのはほそかわ農園7代目の細川さん。さくらんぼと桃、りんごを栽培されていて、細川さんの桃園は、小原さんの桃園のすぐ隣にあります。
おいしそうに実った小原さんの桃が気になるのでしょう、手に取った桃をじっくり見定め…
ガブリッ!(とてもいい音と香りがしました)
「あ、うまい。硬さもちょうどいい」
どうやら食べ頃のようです☺✨
細川さんの桃は有名パティシエのお店でも取り扱いがあり、エッセイ「桃を煮るひと」にも紹介されています。
※ちなみにエッセイに登場するのは、細川さんイチオシの品種「陽夏妃(ようかひ)」だそうです。
桃園を回りながら栽培方法や桃について情報交換をするお二人からは、今以上においしい桃を作ろうという熱意が伝わってきました。
昨年試食で頂いた小原さんの桃を食べてから、あまりのおいしさに今年の収穫が待ち遠しく、ついにこの時が来た…と一人でテンションを上げております。嬉しいっ😂
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販売二課 橋本
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後日、届けて頂いた白桃の「あかつき」と、試食で頂いた「あかつき姫」。
届けて頂いたあかつきの箱を開けると、綺麗な桃色の立派な桃が隙間なく並んでいました。私のミスで少し熟しすぎましたが、食べ頃になった桃の香りは濃厚で、とても甘くてジューシーでした。
また来年も絶対にお願いします!!