come lab スタッフブログ
2024.5.30
部門紹介
検査課のお仕事(ご飯分析)
こんにちは、検査課の佐藤です。
5月も下旬となり、今年も梅雨入り宣言が気にかかる頃となりましたが、皆さんいかがお過ごしでしょうか。
今回はご飯分析についてお話したいと思います。(生米の分析についてはコチラ)
検査課では毎月、製品のお米を炊飯し、水分測定・食味測定・テンシプレッサー測定を行っております。
計量カップの使用では重量にバラツキが発生し、安定した炊飯ができないため、炊飯する際は、1合電気釜を使用し、お米1合(150g)に対し、水1.4倍(210g)を加え、10℃の水で炊飯しています。
ちなみに、夏場などの気温が高い時期には、水温が上がりやすく炊飯時間が短くなり、硬い炊き上がりになってしまうこと等があります。
氷を1~2個入れてから炊飯すると水温が下がり、沸騰までの時間が長くなるので美味しく炊けますよ。
皆さんも是非やってみてください。
◎水分測定
炊き上がったご飯はまず水分を測定します。
赤外線水分計という機械で、例年通りの水準であるか確認しています。
◎食味測定
近赤外線分析器という機械で、美味しさを食味値という点数で評価します。
食味値の他にも外観、硬さ、粘り、バランス度を評価できる優れた分析器です。
◎テンシプレッサー測定
ご飯の硬さ、コシ、付着、粘りの各要素を測定します。
この機械は、物理的に力を加えて、その負荷を計測し、数値化します。数値からは、食べた時の咀嚼感を読み取ることができます。
毎月行っているご飯分析は、精米の品質向上、水加減や火加減の調整に役立てており、皆さんにより美味しいご飯をお届けできるようにしています。
では、寒暖の差がございますので、くれぐれも体調を崩さぬよう、お過ごしください。
検査課 佐藤
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