ホーム > スタッフブログ > あきたこまちをおいしくする秋田の伝統工芸品「大館曲げわっぱ」
あきたこまちには「冷めてもおいしい」という特徴があり、おにぎりにも当てはまりますが、お弁当にぴったりな品種だなと実感しています。
皆さんは普段どんなお弁当箱をお使いでしょうか?
私が最初に使っていたお弁当箱は、アルミ(アルマイト)製でした。保育園にごはんだけ持参していた記憶があるのですが、何故ご飯だけだったのか?と思って調べたら、国からの保育給食の補助が3歳以上は副食費のみという事情が関係しているようでした。
脱線してしまいましたが、それ以降はずっとプラスチック製のお弁当箱にお世話になっていました。自分でお弁当を作るようになってしばらく経つと「曲げわっぱ」に憧れるようになり、昨年ついに念願叶って手に入れることができました。
秋田の伝統工芸品として国に指定されている「大館曲げわっぱ」は、平安時代の遺跡から発掘されたとても歴史のあるもので、原料となる秋田杉が希少ということや高度な技術を要することから、高価なものでもあります。
とはいえ、もともとは日用品として親しまれていたものなので、木目などの見た目や細工が美しく、材料は秋田杉なので調湿性にも優れています。
実際使ってみると、ごはんがとてもおいしく食べられることに驚かされました。
ごはんの余分な水分がなくなることで、粒立ちが良くなりもちもち食感が際立ち、粗熱が取れることでごはんの味がよくわかります。
あまりにもおいしいので、自宅でも炊き立てのごはんを曲げわっぱに入れて、少し冷ましてから食べたりしています。一人分の「おひつ」と「お茶碗」の代わりになるんですよ。
お弁当に冷凍ごはんを使うときは、一度電子レンジで温めてから入れると炊き立てと変わらずおいしく食べられます。
ただ、曲げわっぱ自体は電子レンジにかけられないので、冬場はごはんが冷えすぎて硬くなってしまうため、お弁当はお休みしています。
実は、私が曲げわっぱを手に入れたのは、製作体験(大館工芸社)がきっかけです。
2時間ほどの体験で、自分だけの曲げわっぱがお得に手に入ります!伝統工芸士の方から直接レクチャーを受けながら歴史も学べるので、こんなにお得なことはありません。
全国に限らず、海外からも体験に来られるそうで、世界的にも知られるようになっているんだなと秋田県民として誇らしくあります。
大館市はきりたんぽ発祥の地であり、忠犬ハチ公と秋田犬のふるさとでもあります。また、お隣の北秋田市には空港があるため交通の便も良いので、観光、グルメを堪能しながら、お土産に曲げわっぱはいかがでしょうか。
販売二課 橋本
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