ホーム > スタッフブログ > 玄米を浸漬なし、短時間で炊きたい方におすすめする「びっくり炊き」
玄米を炊くには浸漬が必要?
一般的に玄米を炊くには一晩水に漬けて…と言われますが、弊社でも3時間以上の浸漬をおすすめしています。何故かというと、玄米の糠層は硬く吸水に時間がかかるためで、吸水が十分でないと芯が残って食感が悪くなったりします。鍋だけでなく炊飯器で炊く場合も浸漬は必要とされています。
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夜に玄米を水につけ忘れて朝炊けなかった!とにかく早く炊きたての玄米が食べたい!という方には困った問題ですね…。実は、浸漬なしで短時間も玄米を炊ける方法があります!
秋田に伝わる「びっくり炊き」
「びっくり」というフレーズでピンとくる方もいらっしゃるかと思いますが、要は途中で差水をする炊き方です。蕎麦やうどん、豆類を茹でる時に差す少量の水のことですね。玄米のびっくり炊きは、江戸時代から秋田に伝わるそうですので、伝統的?な炊き方と言えなくもないですね。
ステンレスの小鍋を使ってIHで炊いてみた
実際にステンレスの小鍋で炊いてみましたので、その様子をご紹介します。
【目安時間と分量】ステンレスの小鍋/IH調理
所要時間:約45分
玄米:1合 ※慣れてきたら分量を増やしてみてください
水:玄米の1.5倍
びっくり水(差水):玄米の1.2倍
※軟らかめがお好みの場合は水を増やして調整してください
1.玄米を軽く洗米し、鍋に玄米と水を入れて蓋をします。
2.強火で沸騰させて15分程炊きます。
終始強めの火加減にしますが、吹きこぼれないように調節してください。
※パチパチと音がするほど水分が飛んでしまったら水を少量足します
3.水がひたひたの状態になったら、びっくり水を注いで全体を軽く混ぜます。
4.再沸騰させたら弱火にして、20分程炊きます。
5.小さくパチパチと音がして水分がなくなったら火を止め、蓋をしたまま10分蒸らします。
30秒程強火にしておこげをつけると、より香ばしくなるのでおすすめです!
炊飯器で玄米を炊く場合は1時間以上かかる場合がほとんどで、浸漬と合わせるとびっくり炊きの方が時短になりますね。
火加減の調整ができれば簡単
時短になるとは言え火加減の調整が必要になりますので、鍋の側に付いていなければならないのが難点でしょうか。今回の小鍋は小さ過ぎたためか強火だと即吹きこぼれてしまいましたので、つねにグツグツさせるように心がけながら、ほぼ中~弱火でもちゃんと炊きあがりました。
おいしく炊けたら、あとは食べるだけ!そのままでもおいしいですが、ごま塩とあわせたり、チャーハンにするのもおすすめです。
おすすめレシピはこちら▽ ※ご紹介は発芽玄米ですが、玄米でもお楽しみ頂けます
「特別栽培米あきたこまち玄米」はこちら▽
※オプションで玄米を選択してください
炊飯すら不要のレンチンできる手軽なパウチタイプの「玄米ごはん」もご用意しています。
レンジで3分の「玄米ごはん」はこちら▽
※12袋セットや黒米が入ったタイプもあります
いつも炊飯器で玄米を炊いている方も、気分を変えて鍋で炊いてみたら案外好みの食感になった!という新しい発見もあるかと思いますので、一度是非お試しください。
販売二課 橋本