プロの料理人が選ぶ理由

インタビューを通じ、大潟村あきたこまち生産者協会のお米やパスタを選んだ理由、おすすめの調理法などを紹介します。

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A5ランクをもっとカジュアルに「肉屋の肉料理 みずむら」様

2023.4.10

昭和22年、横浜市中区石川町で食肉店として創業したみずむら様。

その後、昭和61年にすきやきとしゃぶしゃぶ等を取り扱う肉料理の飲食店となり、現在に至っています。

横浜市の人気観光地エリア元町・山手の玄関口である石川町の発展と共に歩んできたお店では、最高級を知り尽くした店主・水村様の「ハイクラスの黒毛和牛を普段着で気楽に楽しんでいただきたい」という想いがお料理に現れていました。

 

-昭和22年に食肉店として創業され、昭和61年に料理店を始められた背景をお教えください。

 創業当時はお肉屋をやっていました。そのときは私の父親の代なので、あんまり詳しくはちょっとわかんないんだけれども…。

お肉屋とは別で飲食店もやっていたのですが、この近くに大きいスーパーが出店するという話があって。じゃあもうお肉屋をやっていくのは難しいかな?ということで飲食店一本にしました。

食肉店時代のお写真です。素敵なお召し物のお子様は、店主の水村嘉宏様。

 

食肉店として営業していた頃から使用されているミートスライサー。もちろん現役です。

 

照明のトーンを控えた落ち着いた雰囲気で味わう肉料理。きれいなクリスタルをあしらったランプがディスプレイされ、雰囲気のある店内です。

 

当時の業務形態は現在とだいたい同じで、すきやきとしゃぶしゃぶだけで始めたんです。

飲食店を始めたのは私が中学の頃で、そうだなあ、深夜に親父もお袋も帰ってくるような感じでした。立地がいいので、お客さんの入りは良かったと思います。石川町駅の改修もありましたから(※石川町は、昭和39年の石川町駅開業により山手や元町への通り道になったことで賑やかな街になった歴史があるそうです)。

 

-お店を続ける上で大事にしていることをお教えください。

 大事にしているのは、やっぱり自分で食べておいしいなあと思うものしか出さないこと。

お肉だけでなくお塩にもこだわって、ドイツのクリスタル岩塩を使っています。

九州のものが好きなので宮崎県や鹿児島県、熊本県の和牛です。やっぱりおいしいんだよね。甘みがあって。それから、九州の焼酎も置いています。…ちなみにお酒は、全然飲まないんですけどね。

あとは、「普通のこと」を「普通に」やっているだけ。

 

横浜の調理師専門学校を卒業後、六本木にある和牛しゃぶしゃぶを代表とする日本料理の老舗「瀬里奈 本店」に勤めた経歴もあり、料理の技術も確かな店主様。

 

霜降りが見事なA5ランクのリブロース!きめ細やかで軟らかく、上品な甘い風味があるお肉。

 

-有名人の方のサインがたくさん飾られていますね。

テレビの取材があった時とかはサインをもらっています。

でもね、テレビ嫌なんで。そのときだけ忙しくなるから(笑)

ここのほかにもたくさんのサインが。

 

-弊社のお米を使っていただいている理由、きっかけはどのような経緯でしょうか?

 あきたこまち協会のお米を使い始めた当時は私も、もうここで働いていたんですよ。私は「無洗米って良いよ」っていう話を親父にしてたんだけど…、親父は頑なに研いでいたっけ。前は、無洗米じゃないコシヒカリを使っていました。それはそれでおいしいんだけどね。

無洗米って圧倒的に楽だし、当時はまだそんなに無洗米っていうのが世の中に出ていなかった。ものによっては臭みがあった。でも食べてみて「うん、おいしい」と。あきたこまち協会のお米はクセが一切なくて、これならいけるなあと思って替えたんです。

お米研ぎの作業とか、そういう管理が圧倒的に楽になって別のことができるようにもなりましたし、お米をあきたこまち協会に替えてよかったです。ありがとうございます。

あきたこまち協会と、いろいろやりとりして、どうやったらおいしくなるとか、そういう情報も聞いたりとかしましたね。最初はうまく炊けなかったことがあって、やりとりした覚えがあります。もう20年近く前かな。

 

一緒に試行錯誤して不安を解消し、ずっと使い続けてくださっているあきたこまち協会のお米です。

 

-おいしいお肉の見分け方等のポイントを教えていただけますか。

スーパーで売られているお肉を前提とすると、ドリップ(=お肉から出ることがある、赤っぽい水分のこと。)が出ていたら、それはお肉の旨みが全部逃げちゃっている状態です。ドリップというのはおそらく冷凍のものを解凍してしばらく時間が経っている、という意味だと思うから、そういうのは避けることです。当然、生のものには勝てないと思うけれど、選び方としてはそこがポイントじゃないかな。

うちのお肉は、先代の頃からずっと付き合いのあるところから直接仕入れているんですよ!

 

=インタビュアー実食!= 

コロナ禍で大変なご苦労されている中、考案されたのが「おひとり様鍋」。店主様のおすすめです。

お鍋からはみ出さんばかりに一切れが大きな和牛。霜降りのお肉とあきたこまちで最高の御膳です。

 

店主様が自ら厳選して仕入れた九州産黒毛和牛を、1枚ずつ丁寧にカット。
赤身とサシのバランスが良く、肉の甘味と旨味が特製のすきやきタレと合わさって口全体に広がり、ごはんとの相性抜群です。

お米にはイオン水を使用しており、イオン水で炊飯することでふっくらと甘みのあるご飯が炊きあがるとの事ですが、本当にお米の粒感がしっかりとあり甘みと香りが全体に広がるとても美味しいご飯でした。

ごちそうさまでした!

 

取材こぼれ話:わんちゃんもうれしい!「ジャーキー」&「わんちゃん同伴OK!」

愛犬家の店主様は、特製の添加物・香料・保存料不使用「わんちゃん用ジャーキー」を販売されています。

種類はチキンビーフセット、牛タン、鶏むね等のラインナップがありました。わんちゃんも飼い主様も安心して美味しく食べられる無添加特製ジャーキーです!

店主様ご夫妻が飼われている人懐っこくてお利口な『はなちゃん』がお店の看板犬としてお店をお手伝い。お客様も愛犬同伴で食事を楽しめるイベントを行っています。

肉屋の肉料理 みずむら

神奈川県横浜市中区石川町1丁目13

TEL:045-641-3151

営業時間:ランチ 12:00~(L.O.14:00)
ディナー 17:00~(L.O.21:00)
Secret Space 17:00~(L.O22:00)Close 23:00

定休日:水曜、月に一度木曜定休日あり

https://niku-ya.com/